データサイエンスとデータドリブン経営

データサイエンス/デジタルマーケティング/データドリブン経営の書籍紹介・感想

世界で最も強力な9のアルゴリズム

アルゴリズムとプログラムの違いについて SEの仕事をする前はあまり区別がありませんでした。 難しいアルゴリズムでプログラムを書くのが仕事かと思っていたのですが、難しい理論的なプログラムを書く仕事をすることは少なく、ものを動かすためのエンジニア…

新ネットワーク思考

1.『新ネットワーク思考』について 『新ネットワーク思考』という本は、社会人1年目のときから書店のコンピュータ関連の書棚で気になる本でした。中身は全然知らなかったので、今回読む機会があって良かったです。 2.インターネットの背景知識 IT業界に…

小説上杉鷹山

本を読んで学んだこと (1)経営をするに当たって大事なこと。 愛を持って経営をする。 現地現物を見る。(鷹山が山形の土地を見て回ったように。) 先進的な思想・技術に触れる。(鷹山の時計) 先人の知恵を生かす。(鷹山が直江兼続の著書を読んだように。…

集合知の力・衆愚の罠

(1)印象に残った部分 ・労働運動で隔離された施設の中の労働者に集会に参加してもらう方法がわからないという例で、目的があってやり方が分からないときもっとも組織が活性化するということが言われていました。 これは個人にも言えて、目標・目的があるのだ…

失敗百選

失敗学と経営について 失敗百選の前提となった失敗学について、エンジニアリング以外に経営でも「起業と倒産の失敗学」という本があって、何が失敗の原因になるか書いてあり、戒めとなります。成功事例だけ読んでいると、なんとなく簡単にできるような気がし…

自由からの逃走

積極的な自由は全的統一的なパースナリティーの自発的な行為のうちに存する 自由からの逃走新版 (現代社会科学叢書) [ エーリッヒ・フロム ]価格: 1870 円楽天で詳細を見る 自由からの逃走 新版 作者:エーリッヒ・フロム 発売日: 1952/01/01 メディア: 単…

砂の女

(1)以前の感想 中学生の時に読んだときは、「砂の中に閉じ込められる恐怖感」、「村人の不気味さ」「砂の女の色気」「ラストの水の発見」が印象に残っていて、『不気味な小説』という印象でした。 (2)再読しての違い 「時代の古さ」 携帯電話、TV、パソコン…

香りと日本人

本の感想 ・日本に古来から香木があり、珍重されて香りの文化があったことを初めて知りました。 ・「源氏物語」の部分で異性を引き付けるのに「香り」を使っているのは、昔も今も変わらないということが分かりました。 ・「源氏物語」で匂いの描写を使って読…

寝ながら学べる構造主義

今の私の理解としては「人間の思考は構造にとらわれているから絶対的な真理というものはない。異なる構造の元では異なったことが真理となる。」という考えが構造主義ではないかと思います。(「寝ながら」のP16~の部分。) 私は「苫米地英人」や「ジェーム…

犬でもわかる現代物理

(1)全体的な感想 「ガリレオの指」「物理学者はマルがお好き」の2作で物理学の知識が増えてきたためか第1章、第2章のところまでは分かった気がしました。 第3章から挫折してしまって読んでいないのですが、私が驚いたところとして 量子の位置は特定で…

弓と禅

印象に残った箇所 ・序言 たえまない練磨の十年 →努力が重要だと思いました。 ・放れ あなたがあまりにも意志的な意志を持っていることが、あなたの邪魔になっているのです。あなたは、意志の行わないものは何も起こらないと考えているのですね。 意図を持つ…

海賊の経済学

サラリーマン企業とベンチャー企業 当時の商船は船主が船員を監視するために船長に絶対的な権限を与えていた。 船員は給料が変わらないため働くインセンティブが少なかった。現代のサラリーマンに似ている。 それに対して海賊は全員が成果を求めており、スト…

海の帝国

1.1 分析の観点 東南アジアの歴史をアメリカ/イギリス・オランダ・スペイン/中国/ブギス人との通商の関係に重点をおいて捉えている視点が面白かった。 国の単位でなく地域の単位で経済的な観点から分析するのは、大前研一さんが「新経済原論」などでよく…

快感回路

1.本を読んで新たに知ったこと (1)快感回路 人間の全ての快感は、種類に関係なく快感回路で生み出される。 (2)脳内の化学物質に直接作用する快感 ・タバコや麻薬は脳内の科学物質を通じて、快感回路に直接影響を及ぼす。 ・同じ快感を求めさせる習慣化の部位…

フッサール起源への哲学

(1)文章について 論理の飛躍がなくて、一文一文順を追って説明がなされているという印象を受けた。ちょうど良い読み応えの本で読んでいて楽しかった。(ただし、ある程度、西洋の哲学の歴史に関する知識を持っている人を想定して書かれていると思われる。) …

パンの文化史

1.学問のやり方について 著者の舟田さんは「ライフワーク」とあとがきで書いていらっしゃいますが、純粋に学問をやっていて、知的好奇心に従って調査をしているという印象を持ちました。「まだ誰も調べていないからどうなっているのか知りたい。」と思って調…

バイオポリティクス

ビッグデータとDNA解析について バイオバンクの話が本書内に出ていましたが、現在ではこれが更に進み個人の生活をライフログのように記録して、DNAと生活習慣(その他データ)と病気・薬効との関係の統計を取ろうという動きが進んでいるようです。 2.価値…

なぜニワトリは毎日卵を産むのか?

卵/鶏について歴史/科学/産業の面から深く掘り下げることができることを学びました。 自分の専門分野だけでなく、色々と掘り下げて学ぶと新しい発見がありそうです。 自分の専門分野は仕事なので、深く学ぶとして、他に2~3個テーマを持って掘り下げるのも…

縦社会の人間関係

全体を通しての感想 大学生の時に1度読んだことがあったが、内容を全く覚えていなかった。 今回、会社員になってから読み直したが、自分の勤めている会社に本書の内容が非常によくあてはまり、「目から鱗が落ちる」ようだった。 (2)会社 日本の会社が共同体…

ガリレオの指

1.これまでの科学技術との関わりについて (1)高校 物理は力学をならった。化学は物質の構造を習った。生物はセンター試験レベル(DNA等細胞内の化学反応について詳しくならっていない。) (2)大学 一般向けの本(相対性理論の解説)や立花隆の本を読んだ程…

社会の真実の見つけ方

この本を読んで、自分がいかにアメリカのことを知らないかを思い知りました。ビジネス関連のアメリカのベンチャー企業、グローバル企業、金融機関の情報でアメリカのことを知ったつもりになっていましたが、中流階級の生活が崩壊してきていて、社会が成り立…

『99.9%は仮説』感想

学生のときに『99.9%は仮説』を読んだときは、「全ては仮説であり、客観的な真実はない」という著者の主張は当たり前のように思えて、読んだときに感動はありませんでした。(物理学の説明がよくわからないという感想を持っただけ覚えています。)社会人にな…