データサイエンスとデータドリブン経営

データサイエンス/デジタルマーケティング/データドリブン経営の書籍紹介・感想

2019-08-26から1日間の記事一覧

フッサール起源への哲学

(1)文章について 論理の飛躍がなくて、一文一文順を追って説明がなされているという印象を受けた。ちょうど良い読み応えの本で読んでいて楽しかった。(ただし、ある程度、西洋の哲学の歴史に関する知識を持っている人を想定して書かれていると思われる。) …

パンの文化史

1.学問のやり方について 著者の舟田さんは「ライフワーク」とあとがきで書いていらっしゃいますが、純粋に学問をやっていて、知的好奇心に従って調査をしているという印象を持ちました。「まだ誰も調べていないからどうなっているのか知りたい。」と思って調…

バイオポリティクス

ビッグデータとDNA解析について バイオバンクの話が本書内に出ていましたが、現在ではこれが更に進み個人の生活をライフログのように記録して、DNAと生活習慣(その他データ)と病気・薬効との関係の統計を取ろうという動きが進んでいるようです。 2.価値…

なぜニワトリは毎日卵を産むのか?

卵/鶏について歴史/科学/産業の面から深く掘り下げることができることを学びました。 自分の専門分野だけでなく、色々と掘り下げて学ぶと新しい発見がありそうです。 自分の専門分野は仕事なので、深く学ぶとして、他に2~3個テーマを持って掘り下げるのも…

縦社会の人間関係

全体を通しての感想 大学生の時に1度読んだことがあったが、内容を全く覚えていなかった。 今回、会社員になってから読み直したが、自分の勤めている会社に本書の内容が非常によくあてはまり、「目から鱗が落ちる」ようだった。 (2)会社 日本の会社が共同体…

ガリレオの指

1.これまでの科学技術との関わりについて (1)高校 物理は力学をならった。化学は物質の構造を習った。生物はセンター試験レベル(DNA等細胞内の化学反応について詳しくならっていない。) (2)大学 一般向けの本(相対性理論の解説)や立花隆の本を読んだ程…

社会の真実の見つけ方

この本を読んで、自分がいかにアメリカのことを知らないかを思い知りました。ビジネス関連のアメリカのベンチャー企業、グローバル企業、金融機関の情報でアメリカのことを知ったつもりになっていましたが、中流階級の生活が崩壊してきていて、社会が成り立…

『99.9%は仮説』感想

学生のときに『99.9%は仮説』を読んだときは、「全ては仮説であり、客観的な真実はない」という著者の主張は当たり前のように思えて、読んだときに感動はありませんでした。(物理学の説明がよくわからないという感想を持っただけ覚えています。)社会人にな…