小説上杉鷹山
- 本を読んで学んだこと
(1)経営をするに当たって大事なこと。
- 愛を持って経営をする。
- 現地現物を見る。(鷹山が山形の土地を見て回ったように。)
- 先進的な思想・技術に触れる。(鷹山の時計)
- 先人の知恵を生かす。(鷹山が直江兼続の著書を読んだように。)
- 既成概念にとらわれない。(鷹山が合理的に考え、しきたりをなくしていったように。)
- 倹約をする。
- 現場の仕事を行う。
- 平易な言葉で語る。
(2)改革をするに当たって大事なこと。
①敵を作らない。
②主流派でない人を中心とする。
③外からの視点で見る。
④手続きを踏む。
⑤自分の利益でなく他の人の利益を考える。
※①、④、⑤などホリエモンが失敗した原因ではないかと思いました。
(3)経営理念・倫理について
日本にはキリスト教のような絶対的な倫理がないのではないかと個人的に思って不安を感じているのですが(竹俣当綱が汚職に流れたのも根本的な倫理観が弱いからではないかと)、細井平洲の教えや孟子など倫理に繋がりそうなものがあり、そこを学んでいきたいと思いました。
孟子の「忍びざるの心」は宗教によらない倫理観として特に重要だと思いましした。
(4)反対派の人々について
反対派の人々が武士の威厳が損なわれるとしていましたが、実際に武士階級というのが明治維新で無くなってしまいました。その意味で、反対派の立場からすると改革に反対するのは合理的なことではなかったかと思います。