データサイエンスとデータドリブン経営

データサイエンス/デジタルマーケティング/データドリブン経営の書籍紹介・感想

新ネットワーク思考

1.『新ネットワーク思考』について

 

『新ネットワーク思考』という本は、社会人1年目のときから書店のコンピュータ関連の書棚で気になる本でした。中身は全然知らなかったので、今回読む機会があって良かったです。

 

2.インターネットの背景知識

 

IT業界に居ながらネットワークに関して詳しい知識が無かったので、書籍の内容も知らないことが多かったです。インターネットに関しての成り立ちがわかると、現在の技術の捉え方や勉強の仕方が変わってくるものと思います。

※ちなみに下記の内容が役に立ちました。

グラフ理論、昔の検索エンジンの話、WEBページもリンクの貼り方で種類があること、インターネットの地図、分散ネットワークの特徴、ネットワーク大規模障害の仕組み。

 

3.ネットワーク理論について

 

ランダム仮説、クラスター構成、優先的選択とネットワーク理論が発展していく過程は面白かったです。「なぜハブが存在するか?」という疑問を持ったことがなかったのですが、すべてのノードが数学的に平等なはずなのに、なぜ違いが生じるかを抽象的・理論的に解明していて、学問(科学)の有益さを感じました。

 

4.システム思考について

 

動的にシステム内での相互作用を分析するシステム思考は、個人的に非常に興味をそそられるテーマであり、ビッグデータ解析と親和性が高く、これからビジネス的に伸びる分野ではないかと思う。関連する本を勉強して行きたい。

(これまでも教養醸成の会で扱った本に関するテーマで「幕末」、「物理」、「哲学」、「認知心理学」、「文明論」など興味が持続しているものが多く、考え方を変えるのに役立っています。)