データサイエンスとデータドリブン経営

データサイエンス/デジタルマーケティング/データドリブン経営の書籍紹介・感想

教養

哲学入門

哲学の学習について 大学の一般教養課程で論理学や現代哲学の教科書を読んだり、趣味で哲学関連の新書を読んだりしていたため、哲学関連のひととおりの知識を持っているつもりでした。 しかし、この本で、ある哲学的問題に対して過去の言説を引き合いにだし…

失敗百選

失敗学と経営について 失敗百選の前提となった失敗学について、エンジニアリング以外に経営でも「起業と倒産の失敗学」という本があって、何が失敗の原因になるか書いてあり、戒めとなります。成功事例だけ読んでいると、なんとなく簡単にできるような気がし…

自由からの逃走

積極的な自由は全的統一的なパースナリティーの自発的な行為のうちに存する 自由からの逃走新版 (現代社会科学叢書) [ エーリッヒ・フロム ]価格: 1870 円楽天で詳細を見る 自由からの逃走 新版 作者:エーリッヒ・フロム 発売日: 1952/01/01 メディア: 単…

砂の女

(1)以前の感想 中学生の時に読んだときは、「砂の中に閉じ込められる恐怖感」、「村人の不気味さ」「砂の女の色気」「ラストの水の発見」が印象に残っていて、『不気味な小説』という印象でした。 (2)再読しての違い 「時代の古さ」 携帯電話、TV、パソコン…

香りと日本人

本の感想 ・日本に古来から香木があり、珍重されて香りの文化があったことを初めて知りました。 ・「源氏物語」の部分で異性を引き付けるのに「香り」を使っているのは、昔も今も変わらないということが分かりました。 ・「源氏物語」で匂いの描写を使って読…

犬でもわかる現代物理

(1)全体的な感想 「ガリレオの指」「物理学者はマルがお好き」の2作で物理学の知識が増えてきたためか第1章、第2章のところまでは分かった気がしました。 第3章から挫折してしまって読んでいないのですが、私が驚いたところとして 量子の位置は特定で…

弓と禅

印象に残った箇所 ・序言 たえまない練磨の十年 →努力が重要だと思いました。 ・放れ あなたがあまりにも意志的な意志を持っていることが、あなたの邪魔になっているのです。あなたは、意志の行わないものは何も起こらないと考えているのですね。 意図を持つ…

海賊の経済学

サラリーマン企業とベンチャー企業 当時の商船は船主が船員を監視するために船長に絶対的な権限を与えていた。 船員は給料が変わらないため働くインセンティブが少なかった。現代のサラリーマンに似ている。 それに対して海賊は全員が成果を求めており、スト…

ガリレオの指

1.これまでの科学技術との関わりについて (1)高校 物理は力学をならった。化学は物質の構造を習った。生物はセンター試験レベル(DNA等細胞内の化学反応について詳しくならっていない。) (2)大学 一般向けの本(相対性理論の解説)や立花隆の本を読んだ程…

社会の真実の見つけ方

この本を読んで、自分がいかにアメリカのことを知らないかを思い知りました。ビジネス関連のアメリカのベンチャー企業、グローバル企業、金融機関の情報でアメリカのことを知ったつもりになっていましたが、中流階級の生活が崩壊してきていて、社会が成り立…

『99.9%は仮説』感想

学生のときに『99.9%は仮説』を読んだときは、「全ては仮説であり、客観的な真実はない」という著者の主張は当たり前のように思えて、読んだときに感動はありませんでした。(物理学の説明がよくわからないという感想を持っただけ覚えています。)社会人にな…